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TTTech AutoとZettaScaleは、Zetta Autoを立ち上げるための協力を継続しています

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  • Zetta Autoは、DDS、タイムセンシティブネットワーキング(TSN)そしてZenoh プロトコルの能力を利用してエンド・ツー・エンド通信プロパティを実現する、業界で最もロバストで予想可能なデータ中心型のソフトウェア定義車両用通信ソリューションです。
  • 安全性と信頼性を追い求め、Zetta Autoは従来の車車間通信の弱点に取り組み、自動車産業において高まっているV2Xコネクティビティのニーズを満足させる確かな基盤を構築しました。
  • Zetta Autoは、2024年度の前半に車車間通信用のASIL-D認証を取得しさらに発展します。

ウィーン、オーストリア、2023年7月6日 – 自動車用セーフティソフトウェアの技術的リーダーであるTTTech Auto社とpub/subPub/Sub/query プロトコルのパイオニアであるZettaScale Technologyは、本日Zetta Autoの設立を発表しました。互いの技術的長所を組み合わせ、両社は自動車産業向けの統一通信プラットフォームを提供します。まずはサービス・オリエンテッド・アーキテクチャ(SOA)通信を安全で、高性能、そして予測可能なものにすることに注力し、コラボレーションの範囲を広げることで、Zetta Autoは切望されていたクラウドからマイクロコントローラまでの通信連続体にわたる統合への道を拓きます。

ソフトウェア定義された車両の能力のすべてを利用可能にするためには、自動車のフレームワークに組み込むことができ、ソフトウェアとハードウェアが高性能性、予測可能性、そして安全性を保ちながら、それぞれ独立して進化する通信ソリューションが必要です。Zetta Autoは、DDS、タイムセンシティブネットワーキング(TSN)そしてZenoh(pub/sub/query)の力を結集して実現しました。これらのプロトコルを統合したことで、Zetta Autoの能力は自動車産業特有のニーズに合わせてカスタマイズされ、現在と将来の自動車アーキテクチャの両方に対応する適応型通信ソリューションを提供します。

ZettaScaleのオープンコアCyclone DDSを利用し、発展させるこの最新の車車間通信用ソリューションは、車載アプリケーションに多種多様なオペレーティングシステム、開発言語、そして複雑なプロセッサアーキテクチャやマイクロコントローラとの情報交換を実に簡単に実行する力を与えます。シームレスなインターオペラビリティと開発者が利用しやすい柔軟性は、予測可能なサービスのクオリティ、顕著なスループット、そして最小限に抑制された遅延性と共に達成されています。その結果、現在開発中のドメインベースのゾーン型電子 / 電気アーキテクチャに理想なエンド・ツー・エンドの車載パフォーマンスとロバストなネットワーキング能力を大幅に向上させることができました。

Zetta Autoにより、自動車メーカーはTSNを活用してリアルタイムの車車間通信を実装できるようになります。この必須の機能はエンド・ツー・エンドの通信特性によりシームレスなソフトウェア統合と検証、妥当性確認を可能にしてソフトウェア定義車両の時代の幕開けに重要な役割を担います。TSNツールスイートと統合機能を搭載することで、自動車メーカーは、自信をもって驚くべきスピードと効率で最先端の機能性を実現できます。 a

Zetta Autoのマイクロコントローラ用統合ソリューションは、Zenohの軽量版インプリメンテーションであるZenoh Picoに基づいて構築されており最小限のCPUとメモリ使用を保証し、最適のフットプリントを達成します。このソリューションは、AUTOSAR Classicとシームレスに統合され、そのツールチェーンで開発プロセスをシンプルにして、ソフトウエアコンポーネントの改造の必要性を低減します。

「この製品の発売により、当社は他の産業において既に実証済みの成熟した技術を自動車産業にもたらし、タイムセンシティブなネットワーキング能力と結合させます。これにより、システムの統合性を制御下に保ちつつ、開発チームのためにDDSのポテンシャルを解き放つことができます。Zetta Autoは、自動車産業においてサービス指向のアーキテクチャを実現する当社にとっての第一歩です」

- Salvador Rodriguez
TTTech Auto製品管理責任者

「当社は、統合されたエンド・ツー・エンドソリューションを目指してTTTech Autoとのコラボレーションをさらに拡大しようとしています。Zetta Autoと共に、クラス最高の技術を真の意味で活用して最高の車載プラットフォームを提供し、次世代のクラウド・ツー・マイクロコントローラ通信とデータ統合への道を拓きます」

- Angelo Corsaro博士
ZettaScaleのCEO兼CTO

Zetta Autoは、TTTech Autoのセイフティミドルウェアであり道を走っている何百万台の車に搭載されている MotionWiseに対応し、Robot Operating System 2 (ROS2)やAUTOSARなどの確立されている標準的なソフトウエアスタックと相互運用することを可能にします。これにより、すべての開発フェーズにおいてスムーズかつ効率的な統合エクスペリエンスを得ることができるため、自動車開発者はフレキシブルで汎用性がありロバストなソリューションを活用できます。また、Zetta Autoは、車車間通信用のASIL-D認証を2024年の早い時期に得て、更に発展します。

「ZettaScaleと共に、当社は、急速に進化する自動運転分野における安全性と信頼性のために次世代の産業標準を開発します。Zetta Autoは、定義された安全性と性能の標準を満たす車両オペレーティングシステムを開発するためのTTTech Autoが提供する一連のソフトウエアサービスとツールの一部です。」

- Friedhelm Pickhard
TTTech Auto CGO

自動車イノベーションプロジェクトにZetta Autoが利用できるようになりました。

ZettaScale Technologyについて

ZettaScaleのミッションは、コネクテッドされたすべての人と機械に、どこでも、どんなスケールでも、効率的かつセキュアに制約を受けずに通信や演算、保存を行う自由をもたらすことです。ZettaScaleは、次世代のロボティクス、交通、およびミッションクリティカルな用途を支えるオープンソース通信ミドルウェアを開発しています。現実世界のデバイスがよりコネクテッドされ、装備が充実し、相互依存が深まっているので、ZettaScaleは、デバイス開発者が簡単にロバストで、セキュアな、スケーラブルである通信を実現できるようにします。 https://www.zettascale.tech/

TTTech Autoについて

TTTech Autoは、次世代車両のチャレンジとソフトウェア定義された車両に向かう変革のためのソリューションを提供しています。TTTech Autoは、自動運転用、そして一連の生産プログラムに適用可能なソフトウェアやハードウェアの販売を専門としています。その最先端の技術ソリューションにより、TTTech Autoは、より自動化された世界のために安全性と電子的ロバスト性をもたらします。

TTTech Autoは、自動運転のためのグローバルで安全な自動車用ソフトウエアプラットフォームを作るために、2018年にTTTechグループとアウディ、インフィニオン、サムスンと言ったテクノロジーリーダーにより設立されました。2022年、TTTech Autoは、最終ファンディングラウンドでアプティバとアウディから2億8500万米ドル(2億5000万ユーロ)の資金を調達しました。TTTech Autoの本社はオーストリアのウィーンにあり、欧州、アメリカ、そしてアジアの10か所以上の拠点において1200名の従業員が、そのソフトウェア定義車両、ADAS、および自動運転プログラムについて大手自動車会社に協力しています。TTTech Autoは、フランス、スペイン、トルコ、中国、そして中央ヨーロッパ、東ヨーロッパの技術会社を買収または投資しています。 www.tttech-auto.com

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著者

ZettaScale

ZettaScaleのミッションは、コネクテッドされたすべての人と機械に、どこでも、どんなスケールでも、効率的かつセキュアに制約を受けずに通信や演算、保存を行う自由をもたらすことです。

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